玄武にも会ったよ!


昨年(2006年)春 「白虎」に会ってきました。

2007年5月24日(木) キトラ古墳壁画「玄武」にも会ってきました。

順調に修復作業が進み「玄武」が一般公開されることはうれしいことです。



キトラ古墳発掘の軌跡
                                 (キトラBOOK 2007より 朝日新聞)

1983年
  11月
1次調査を実施。ファイバースコープにより「玄武」が確認される。
1998年
   3月
2次調査を実施。長小型カメラにより壁画「青竜」「白虎」
天井画「天文図」などが確認される。
2000年
   7月
キトラ古墳が国史跡に指定される。
2000年
  11月
キトラ古墳が特別史跡に指定される。
2001年
   3月
3次調査を実施。デジタルカメラで壁画「朱雀」が確認される。
2001年
  12月
4次調査を実施。天文図に書かれた星は、
金ぱくを貼り付けていることが確認される。
2002年
   1月
十二支の寅とみられる獣頭人身像の壁画が」確認される。
2002年
   6月
古墳を発掘調査するための覆屋を建設。
それに伴う発掘調査で墓道が発見される。
2003年
   8月
発掘調査の覆屋が完成する。
2004年
   2月
本格的な調査がスタート。
壁画の下地のしっくいがはがれかけていることが判明。
2004年
   7月
石室床面の発掘調査が終了。人骨や副葬品の一部などが発見される。
同時に、壁画の取り外しが決定される。
2004年
   8月
壁画を保存するため、国内で初めての壁画の取り外し準備が
はじめられる。「青竜」などの取り外し成功。
2004年
   9月
「白虎」の胴部の取り外しに成功。
2005年
   5月
残されていた「白虎」の前脚部の取り外しに成功。
2005年
  11月
「玄武」の取り外しに成功。十二支の壁画を含め、
北壁のすべての壁画の取り外しが終了。
2006年
   5月
飛鳥資料館で「白虎」が公開される。
約6万人の観衆が詰めかける。
2006年
  10月
難航していた個所を取り外す新兵器として、
ダイヤモンドワイヤ・ソーを導入。取り外しが再開される。
2007年
   2月
「朱雀」の取り外しに成功。
東西南北の壁に書かれた四神すべての取り外しに成功。
2007年
5/11〜27
修復を終えた「玄武」を飛鳥資料館で公開。



明日香村をレンタサイクルで回ってきました。

明日香散策
下の地図をクリックすると大きくなります。


この絵地図を持って自転車で颯爽?と走りました。
この地図は良くできていますよ!
青い線が実際自転車で走った道です。




A: 10:00am 近鉄「橿原神宮前」→飛鳥川→雷丘→発掘作業現場→10:45am 飛鳥資料館→

B:飛鳥坐神社前→飛鳥寺→万葉文化館→高松塚古墳→高松塚壁画館→

国立飛鳥歴史公園館(壁画修理施設)→4:25pm 近鉄「飛鳥駅」



全行程をABに分けウェブリアルバムにまとめました。

 
              A


   10:00am 近鉄「橿原神宮前」→飛鳥川→雷丘→発掘作業現場→10:45am 飛鳥資料館


    飛鳥川: 前回は写真に撮り損ねていました。
    雷丘(いかづちのおか): 奈良に来たという感じのする名前です。
    発掘作業現場: いつか現地説明会にぜひ参加したいと思います。
    飛鳥資料館: キトラ「玄武」に会ってきました。

                     キトラ「玄武」に会ったよ!      
      こちらのアイコン(写真)  をクリックしてご覧ください。





                          B

    飛鳥坐神社前→飛鳥寺→万葉文化館→高松塚古墳→高松塚壁画館→

       国立飛鳥歴史公園館(壁画修理施設)→4:25pm 近鉄「飛鳥駅」


    飛鳥坐神社: お田植神事「お田植祭(おんだまつり)」が有名。
    飛鳥寺: 日本最古の大仏様がいらっしゃいます。
    万葉文化館: 多くの方からいいよと薦められた場所です。
    高松塚古墳: 2005年11月15日始めて見てからどのようになっているでしょう。
               石室解体が進行中!
    高松塚壁画館: 発見当初の姿の「現状模写」と「一部復元模写」が展示してあります。
    国立飛鳥歴史公園館: この建物のそばに「壁画修理施設」があります。


                      高松塚古墳・再訪   
      こちらのアイコン(写真)  をクリックしてご覧ください。

   


                                                                   


速報! 飛鳥の国道「山田道(やまだみち)」発見!

幅18m、現代の4車線道路並みの広い幅


 6月6日 キトラ「玄武」見学から帰って2週間
 たたないうちに新聞に大きく報道されました。

 「あれでは!?」と確認。

 「発掘作業現場」と書いてあるところです。
 自転車で回ると自由が利くので思わぬ
 出会いがあります。 ラッキー!

 奈良県明日香村の石神遺跡(飛鳥時代)で
 飛鳥の玄関口だった7世紀半ばの国道
 「山田道」が見つかった。
           (6/5 奈良文化財研究所発表)
 
 湿地が埋め立てられており、葉のついたシイ
 やサカキなどの枝が敷き詰められていた。渡
 来系の土木技術「敷葉工法」で、水はけの悪
 い地盤を強化したらしい。                             

 詳しくはこちらから

  アサヒコム関西より(2007/06/05)

   古代史の舞台、山田道の遺構発見

   (残念ですが、リンクは数日で切れます)



石神遺跡で新たに見つかった7世紀半ばの

山田道。

敷葉(しきは)工法の跡を確認。

(2007/05/24撮影)




                                                                



   キトラ古墳、高松塚古墳については次のホームページに詳しく
     出ています。参考にしてください。

     アサヒコム関西
        http://www.asahi.com/kansai/event/index.html


     アサヒコムなら
        http://mytown.asahi.com/nara/newslist.php?d_id=3000012


     奈良新聞HP (考古学トップページ)
        http://www.nara-np.co.jp/n_arc/index.shtml


     ブログ〜てくてく〜にも時々書いています。こちらからご覧ください。

        テーマ:キトラ古墳・高松塚古墳


   連日、高松塚古墳・石室解体のニュースが新聞に載っています。
   無事終わることを願っています。

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 2007/06/12 追加
 2008/07/06 追加・訂正

     

     文化庁のホームページに詳しいことが出ています。
     是非ご覧ください。

     文化庁のトップページから 高松塚古墳・キトラ古墳に入ることが
     できるようになっています。

   
  ● 高松塚古墳壁画の保存対策の経緯(平成18年10月〜)
 
     高松塚古墳の現場  特にお勧めです!!!
         (etc:壁画点検、壁画養生作業、発掘作業、石室取り出し等)
        
     平成18年度 高松塚古墳墳丘の調査 (PDF形式)

  ● キトラ古墳
  
     特別史跡キトラ古墳仮設保護覆屋利用及び作業マニュアル


        


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(2007.06.07作成)
(2007.06.12更新)